概   略

岡山医療生協は、いのちと心を大切にします。

　1952年に設立された当組合は、現在2つの病院、3つの診療所、10の介護事業所、1つの歯科診療所、健診センターで構成され、健診から急性期医療〜在宅まで、地域のみなさまの様々な要望にお応えしています。

　当組合では、設立当初より「いのちの平等」を掲げ、人権を大切にした医療・介護をすすめています。そのため、入院時も部屋代を頂かないことや、2012年1月には2つの病院で無料低額診療事業（患者さんの負担能力に応じて、窓口負担分を無料又は低額にする制度）を開始し、拡大する貧困への対応を強めています。

　23年度は、新型コロナウイルス感染症が、感染法上5類に変更され、岡山医療生協でも活動を本格的に再開しました。大野辻クリニック跡地では、「健康づくりセンター大野辻」として、組合員活動の拠点として稼働しました。作業療法士など専門職種を中心にさまざまな年代へ向けて健康講座を開催しています。「健康づくりのコーディネーター」をコンセプトに新しい健康づくりのあり方を模索しています。また、岡山東商業高校・おかやま信用金庫との連携協定を結び、人材育成や防災対策など新たな取り組みを始めました。

　協同組合は人と人とのつながりを基盤とし、医療・介護・福祉事業を通じて、組合員の要望を実現するための組織です。協同の力で組合員・地域にとって「あって良かった」と思える医療生協を目指します。